サンザシの成分について、日本で唯一サンザシの栽培を手掛けてる(たぶん)高森町より、情報発信しま~す。
サンザシの成分
古代より薬用植物として利用されてきたサンザシは、世界が注目する優秀果実のひとつです。主な成分はビタミンC、ペクチン(食物繊維)、豊富な抗酸化物質(ファイトケミカル)で、ミネラル類、タンパク質などを含みます。近年注目を浴びているサンザシは、さまざまな研究機関で分析が行われ、データが公表されています。スーパーフルーツといわれるゆえんを紹介します。
※ サンザシの栄養素含有量は、生育条件や果実の成熟度、品種によって異なります。

収穫期(10月)のサンザシ 高森町内にて
・ビタミン Cの宝庫
サンザシはビタミン C の優れた供給源です。ビタミンCは免疫力の強化やコラーゲンの生成、美肌など抗酸化作用に重要な役割を果たします。サンザシは特にビタミンCが豊富であり、果実100gあたりに30mg~50mg含まれるとされています。
・食物繊維の王(ペクチン)
サンザシは「食物繊維の王」と呼ばれるくらい食物繊維が豊富に含まれています。消化や排便を助け、腸の健康を維持します。第二の脳といわれる腸を整えることは、リンパ球を増やし免疫力を向上させます。また、脳内ホルモンの分泌を促して精神の安定、ストレスの軽減に関与します。サンザシの果肉 100 gあたり、約 4 gの食物繊維が含まれるとされています。

サンザシで作ったお菓子(ドライフルーツ) ※ 中国では定番お菓子です
・断トツの抗酸化物質(ファイトケミカル)
サンザシには、アントシアニン、フラボノイド、ビタミン C などのポリフェノールを含むさまざまな抗酸化物質が豊富に含まれています。他のバラ科果実の中でも、断トツの含有量を誇ります。これらの抗酸化物質は、血管や内臓の細胞を損傷から保護し、酸化ストレスを軽減して病気や老化の元となる活性酸素(フリーラジカル)と闘います。アンチエイジング、疾病の予防に役立つ重要な成分です。
サンザシに含まれる多種多様な抗酸化物質(ファイトケミカル)が、酸化ストレスの軽減や慢性的な炎症の抑制に関与しています。疾病の原因となる体内の活性酸素(フリーラジカル)を減少させ、酸化ストレスを抑えることが、細胞実験および動物実験で確認されており、動脈硬化やその他の慢性疾患リスクの軽減が期待されています。また、抗炎症効果により、サンザシのエキスが、敏感肌・ニキビ・抗炎症・美肌菌・シミ・透明感・保湿肌などの有効であることがわかっています。
参考:サティス製薬
・豊富なミネラル類
サンザシには、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛など、さまざまな重要なミネラルが含まれています。これらのミネラルは、電解質バランスの維持、心臓のサポート、骨形成やヘモグロビン合成など、生命維持に関わる機能を担うなど、重要な役割を果たします。
引用:上海中医薬大学付属龍華病院

サンザシのジャム 甘酸っぱくて最高!
コメント