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劇場版「仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE」に見るヒーロー番組のサガ。

   

「仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE」を見ました。
今や恒例となった、製作を前後する二人のライダーが共演する映画です。
この作品は、仮面ライダーW終了後、仮面ライダーオーズ放送中に上映されました。
各ライダーが第一部、第二部をそれぞれ担当し、第三部で各ライダーが共演し物語を締めくくると言う「オムニバス+コラボ」と言う構成になっているのが特徴です。
このmovie大戦がはじまってから、平成ライダーの世界観はリンクするようになりました。

20130217_movietaisen_9ちなみに今回、ディレクターズカット版を見たので、公開時は「W」「オーズ」「movie大戦」だった順番が、「オーズ」「W」「movie大戦」となっています。

第一部 仮面ライダーオーズ ノブナガの野望
鴻上ファウンデーションが織田信長のホムンクルスを作り出した。ノブナガは最初こそ記憶を失ったような無垢の男だったが、一気に知識を吸収し、その欲望のままに大企業の社長の座にまで上り詰めた。
映司=オーズは一時はノブナガと心通わせたが、同時期に起きていた殺人事件の犯人である怪人の正体がノブナガと知る。

20130217_movietaisen_2

「欲望」をテーマとした仮面ライダーオーズのエピソードは、曰く「歴史上で最大の欲望を持つ」とされる織田信長の復活というものでした。
そのノブナガと主人公・映司の友情を軸に、欲望の先にあるものを描こうとしていたように思いますが、個人的に「ノブナガの復活」と言うのが突飛すぎて、馴染めませんでした。
テレビシリーズでは、一年間を通じて「欲望」と言うテーマを掘り下げた本作ですが、「ノブナガの野望」はちと弱い。そんな印象でした。
テレビに先駆け、仮面ライダーバースが登場。変身時の音がテレビ本編とは異なります。

第二部 仮面ライダースカル メッセージforダブル
鳴海亜樹子は紆余曲折の末に、照井竜=仮面ライダーアクセルとの愛を育み結婚することになる。
しかし、謎の怪人が現れ、照井は会場を抜け出し戦いに行く。仮面ライダー自体に嫌気がさした亜樹子は、照井から変身の為のアイテムを没収する。
途中、謎の怪人の所持していたメモリーメモリの力によって過去に飛ばされた亜樹子は、自分の父・鳴海荘吉の戦いを見る事になる。
20130217_movietaisen_520130217_movietaisen_4

仮面ライダーW編は、劇場版で人気を博した主人公たちの師匠でもある鳴海荘吉にスポットを当てた、いわば「番外編」。過去の風都で起きた最初のドーパント事件。荘吉の最初の変身。
番外編と言えど、物語の導入である亜樹子と照井の結婚と言う設定などはテレビシリーズの後日談として語られており、何よりテレビ本編で突込みに特化した、一応「ヒロイン」に当たるキャラクターが後日談とは言え主人公ではないキャラクターと結婚すると言う設定はびっくりしました。製作陣は思い切ったなあ。と言う印象です。
仮面ライダースカルは渋いし、敵は仮面ライダーシリーズと因縁深い「蜘蛛怪人」と「蝙蝠怪人」だしで、満足のいくものでした。

第三部 MOVIE大戦CORE
ノブナガの中にあった三枚のコアメダルと、メモリーメモリが融合し仮面ライダーコアが誕生。
Wとオーズが共闘し、その脅威を食い止めるため地球の「核」へ挑む。

20130217_movietaisen_8

二人のライダーが共闘するクライマックス。
仮面ライダーコアは「悲しみを憎しみの力に変える者」と名乗ります。
つくづく「MOVIE大戦」の第三部は、「二人のライダーが共演するだけでドラマ的な要素がない」と言う点に不満を感じていましたが、仮面ライダーコアの「悲しみを~」と言うセリフには、石ノ森イズムを感じずにはいられませんでした。
仮面ライダーは元々が異形の悲しみを背負った戦士です。コアは仮面ライダーのアンチテーゼとしての存在だと思われます。
もし初代ライダーである本郷猛が、悲しみを乗り越えられなかったら、コアのような歪んだ仮面ライダーになっていた事も十分にありうる。そういった意味で、これまで出てきたどの敵ライダーよりも「仮面ライダー」を名乗るのにふさわしかったように思えます。

それでも、第三部のドラマ性は希薄です。
蛇足と言うか、「やっつけるだけ」なのです。それぞれのエピソードで完結できた話を、無理やり引き伸ばし第三部にした感がありありです。
しかし、それはヒーローものの宿命だろうと思います。
そもそもが二人のライダーを共演させるのが前提である企画ですし、やはりヒーローは戦わねばならない。
「特命戦隊ゴーバスターズ」はロボット戦に正当化をを持たせるために、少々複雑な設定を取り入れました。
それまでの戦隊ものでロボット戦は蛇足だと考えられていたのです。
一度倒した敵が巨大化するのですから、そもそもは「一度倒しているのだから、本来はこれで終わり」のはずなのです。ドラマ的には。
それをロボットを出さねばならない理由はヒーロー番組であることと、シリーズが培ってきた伝統です。
MOVIE大戦の第三部にはそれがどうしてもあります。
しかし、それを失くされたくないのもまた事実。
対象が子供である場合に関して、「ドラマを作る」に於いての整合性などは少々形を変えるようです。

つまり、僕の言う堅苦しいドラマ論こそがヒーローものには蛇足と言うわけですね。
長々とお茶を濁してしまったと言うわけです。
失礼しました!

 

by カエレバ

 

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