廃道 探訪

廃道とは、外見上使用が放棄された道路及びこれを構成する橋などの遺構を指します。
新しい道路ができれば、古い道は使われなくなり、やがて廃道になります。
風景の一部になってしまい、普段は目も向かない廃道ですが、その跡はかつての地形や姿をとどめています。
ナビゲーター:松島 高根さん
町道中央線
1 胡麻目川の旧道
昭和60年6月の町道中央線胡麻目川大橋完成に伴い廃道化したかつてのルートです。



2 旧中央線の築堤
旧市田村と山吹村を結ぶ町道中央線は、高森町の誕生から3年半後の昭和35年(1960)12月に開通しました。山を削り、築堤や堀割工事を行い、それまでの曲がりくねった道をまっすぐに通す作業は、当時としては一大プロジェクトでした。 中央線の山吹・垣外(かいと)地籍では、新旧道路がクロスする築堤・堀割の様子がよくわかります。



中央自動車道
1 山崎橋の旧道
大島山の山崎橋とその先の旧道は、中央自動車道が道の上を通るため道幅が狭くなり、車の通行ができなくなりました



2 追分の廃道
山吹の追分橋から田沢集落にあがる町道田沢線途上に、中央自動車道開設に伴う廃道が残っています。




新しい「廃道」
1JR飯田線 跨線橋
山吹八日市場線、JR飯田線跨線橋の付替により、一部が廃道化しました。



2 旧カヌーハウス横
下市田工業団地から出砂原のラウンドアバウトまでの道路が拡幅されました。これにより誕生した、もっとも新しい「廃道」です。


こんなところにも
1広域農道 深山田橋北

2吉田第4会所横

3高森カントリー内の廃道

車窓から……昭和47年以前のガードレール
昭和47年にガードレールの業界規格が統一されました。それ以前のガードレールはガード部が丸いものなど、現在と違う形が見られます。長年風雪にさらされ傷み色あせていますが、町内ではいくつかの箇所で昭和47年以前のガードレールがいまだ現役で活躍しています






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